1997年 曽屋神社神輿 修復御披露目渡御

'97年7月6日
1861年(文久元年)4月1日に平塚・四之宮に鎮座する前鳥神社から譲渡され曽屋神社
(当時、井之明神)に着いた神輿が、この年に修復され、その御披露目渡御が行われたのでビデオ撮影してきました。ビデオからキャプチャーしたため 画像が鮮明でないのはご了承願います。
トラック上の神輿

渡御出発場所の青少年会館にトラックで運ばれた神輿。

身部周り

身部の様子。
塗り、金箔捺、全て綺麗に修復されております。

組物

組物の様子。
尾垂木には龍頭が彫られてます。
この組物には几帳面が付いてます。

屋根部

屋根紋は巴紋から昔の輪宝に戻されたようです。
葺返しもピカピカです。

身部・基台部

身部・基台部の全体。
相州神輿の特徴ともいえる提灯がつきます。

巻龍

この神輿の特徴である鳥居の巻龍。

台輪紋

側部の台輪紋。
環が捩に結ばれているのがわかりますね。

鳥居巻龍拡大

鳥居の巻龍を拡大したところ。
素晴らしい彫刻です。

垂木

下から組物と垂木の様子を撮った様子。

大鳥

大鳥も綺麗になりました。
光り輝いています。

葺き返し

この日は素晴らしい天気でした。
夏の日差しを浴びて、葺き返しが光ってます。

全体像

ウマに乗せられた神輿。
威風堂々といったところでしょうか。

渡御開始

いよいよ、御披露目渡御の開始です。
担がれると一段と大きさがわかりますね。
県内でも大きな神輿に入ると言われてます。

渡御風景1

轅は蜻蛉が渡されて4本で担がれます。

渡御風景2

担ぎ方はせりです。
但しこの辺りでは、肩から外したり、
大きく落としたりはしません。

渡御風景3

本祭ではないため、やや担ぎ手は少ないです。
例大祭では轅にびっしり付いて担がれてます。

渡御風景4

この日は通行止めされていなかったため、
バスが神輿の横を通り抜けて行きます。

渡御風景5

公民館前の通りをゆったりと進んで行きます。
屋根が低く幅広で、どっしりとした印象を受けます。

渡御風景6

右に左にと振られながら進んで行きます。
昔は暴れ神輿で有名でした。

渡御風景7

弘化二年(1845)以前に、大山の宮大工、
手中明王太郎敏景氏によって造られたと
云われるこの神輿。今回見事に修復され、
これから先も永く担がれることを願います。